2022年の女の子
なぜ映画館で映画を見るのか。それは大画面で美女を拝みたいからである。今年もみんな最高だった。
2019年はコチラ
2020年はコチラ
2021年はコチラ↓
山崎紘菜
前から美人だとは思っていたけど、こんなに報われない、擦れたひとがハマるとは。 かつて東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞した実績もあるけど、映画好きにはTOHOシネマズ上映前ナビゲーターという印象も強いのではないかと思うし、正直に言えば僕個人はそのTOHOシネマズの印象しかなかった部分もある。だけど今年は『わたし達はおとな』『LOVE LIFE』と心を鷲掴みにされました。どちらも出演時間は長くないけど素晴らしかったです。山崎紘菜さんがより一層輝くのはこの方向性だったのか......! なんというか、170cmオーバーの抜群のスタイルの良さにサバサバしてるっぽいビジュアルが、過去に眩しい瞬間が確実にあったのだろうけど何の因果か巡りあわせか今は擦り切れている感じにめちゃめちゃ効いている気がしますね。それに会話や仕草や声に滲み出る品の良さもポイント高いし、そういったひととしてちゃんとしている部分がでればでるほど、その器量でダメな男を許してきたんだろうなという雰囲気が似合ってしまうという。TOHOナビゲーターはとても様になっていたのでダメな男と並ぶイメージが全然わかなかったのですが、この2作を観ると、お高くまとまっているかと思いきや私服でふつうの感じにしてると結構ちゃんと庶民っぽさがでるというか、すこーしアネゴ系のヤンキーっぽさがあるんですよね。これはやはり出身が千葉だからでしょうか(偏見)(おい) しかし好きな男の過去に山崎紘菜がちらつくのは辛すぎ。元カノが山崎紘菜さって、どの方向から攻めても敵わなくない? 全方位的に高水準装備のひとなので、ではわたしは今どの道から頑張ればいいのだろうと思ってしまいそう。あと前髪なしセミロングめちゃ似合う。2022年の最高の元カノでした! 優勝!
嵐莉菜
映画初出演でこの輝き。『マイスモールランド』でのサーリャを観れば、もう次のスターの予感を感じずにはいられないわね。嵐莉菜はワシが見つけたと古参ぶろうと思っていたら報知映画賞新人賞を受賞しておりました。みんな見つけてる! そりゃそうだ。おめでとうございます。『マイスモールランド』がいい映画なので忘れそうになるけど、本当に可愛いと綺麗と可憐が絶妙に同居していますし、とにもかくにも最後の眼差しで完全勝利なのであります。今年のベスト目力! ご本人が日本とドイツにルーツを持つ母親とイラン、イラク、ロシアのミックスで日本国籍を取得している父親がいることで、役と共鳴するところがあったのか、実際のオーディション時に回答があったらしいけど、「自分のことを日本人だと言っていいのか分からないけれど、私は日本人って答えたい。でも、まわりの人はそう思ってくれない」という抱えた葛藤のリアリティや、内面を伝える感じが凄まじかったです。そしてとっても自然にその役として映画の中に存在しているんですよね。しかしこの『マイスモールランド』には嵐莉菜さん以外にも莉菜パパ、莉菜シスター、莉菜ブラザーと家族勢ぞろいという実家族でクルド人家族を演じるという配役のなか自然に振る舞えているのもすごいです。これ並みの高校生だったら、恥ずかしいとかなんか嫌とか様々な理由で家族と一緒に真面目にお仕事とか絶対したくないですからね。もうその時点でいい子、超いい子だし超プロ。今後はモデルになるのか、演技方面にいくかはわからないけど、個人的にはまた映画館で会いたいタイプのひとですね。エキゾチックなお顔立ちなので、役が絞られそうな懸念があるけど、まあ玉城ティナさんも普通にたくさん出演しているから問題ないし、そもそもそういう理由で偏った配役するのはもうストップで頼むぜ2023年!
ローラ・ペティクルー
ショートもいい&素晴らしい飲みっぷり
永野芽郁
賛否両論割れているけど、僕は永野芽郁ちゃんの『マイ・ブロークン・マリコ』は肯定派。冒頭でガニ股気味でラーメンを啜る姿とその一口の量の時点でもう最高だった。今作の永野芽郁は静と動の緩急が鮮やか。切り替えが感情レイヤーによるグラデーション型ではなく、もうスイッチのごとくバチバチ変わるスタイルで、シイノの旅路を全力で駆け抜けていた。個人的には叫ぶシーンよりも急にバスの車内とかであんな諦観にも似た顔するのがやばかったです。いやそりゃあね、奈緒が怖いとか、シイノにしては可愛すぎるとか、シイノ子役の佐々木告さんの煙草の吸い方がいちばんとか色々あります。だけどマリコに関しては、たぶんもっとハードボイルドが似合うひとはいるけど、そうするとブラック企業で若手社員やっている感や無茶して無理して突っ走っている感が薄くなってしまう難しさがあり、やっぱり今実写化するなら永野芽郁さんでよかったなと思うんですよね。そして、そんな不思議な普通っぽさが永野芽郁の魅力ではないかと。マリコに限らず永野芽郁の役どころって、一回は「別にこれ永野芽郁じゃなくてもよくない?」と思うのだけど、では代わりに誰だろう…と考えると案外適任が不在みたいなパターンが多いですね。なんか独特な唯一無二の存在。ただそんな庶民的魅力にほだされていると、ひきで映ったときのスタイルの良さにビビります。え、脚ながくね? 結構サーフィンやバイクとか嗜むアクティブなアウトドア派だからか、細くても健康的で生命力を感じます。というか、今思えばこの逞しさがシイノ役にハマってグっときたのかもしれない。と、こんだけ言っておいてなんですが、永野芽郁さんはたしかにシイノにしては可愛すぎます。いやほんと可愛すぎるのよ、普通はあんな緑のジャージ似合わないのよ。最高の高校時代回想シーンだった。
莉子
『リコリス・ピザ』に『リコリス・リコイル』の2022年に新星リコリコ。と思ったら、TikTokとかで超有名人だったっぽいです。ご存知ないのですか? これがマクロスFで脳内再生されてしまうのも含めて自分のおじさん具合を感じます。これまでも様々な作品にちょいちょい脇役で出演していたけど、今後は少女漫画実写映画とかでめちゃめちゃ重宝されそうな予感がしますね! 僕はなんとなく莉子さんの顔の系統にすこし森七菜を感じるのだけど、わりと天然でポンと跳躍する森七菜と比較すると、無邪気な跳躍の裏に自分を客観視している策士っぽさがあるところだと思っています。『女子高生に殺されたい』では、まさにチャラい森七菜として、人懐っこいが破壊力満点の笑顔と、カースト上位としての自覚的振る舞いがマジでそれっぽい。そうそうこういう女子高生いたいた~と遠い記憶を頼りに感動しておりました。いや、これは存在しない記憶? give it back? そしてこの冷静に一歩引いたポジショニングセンスは、ヒロインの友達で背中を押しても、ライバルとして嫌なところを突いてくるのも抜群に似合いそう。そして引いた位置から恋の当事者になって戸惑う瞬間も最高なんですよね! そういうのおじさん(僕)は観たいんですよね!(は?) ちなみにどちらの方向性になっても、クラスメイト人気はヒロインよりもありそう。確実にモテキャラ。なんだろうな、男子高校生にめちゃ響きそうな造形をしているんだよなァ。
このペースでは年内に終わらない気がしてきたので以下簡潔に!(敬称略)
船で歌う瞬間で優勝『コーダ あいのうた』エミリア・ジョーンズ、ブルーの瞳は永遠『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』シアーシャ・ローナン、もうほんと何を演じてもうますぎる『ちょっと思い出しただけ』伊藤沙莉、河合優実、大正義『余命10年』小松菜奈、この映画で“美しい波”というのは因果『やがて海へと届く』浜辺美波、ダークで上品な再共演『ナイトメア・アリー』ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、蜷川実花作品はビジュアルに関しては超感謝『ホリック xxxHOLiC』橋本愛、このひとは歩くだけで映画になるんだ『流浪の月』広瀬すず、漫画の推しは北代だったが映画は宿木嬢も好きですみんな好きです『恋は光』西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか、たまに感じる松岡茉優『ベイビー・ブローカー』イ・ジウン、もはや濡れTがいちばんエロい『ビリーバーズ』北村優衣、溢れる素直で超いい子そう感『モエカレはオレンジ色』生見愛瑠、あんな風に成長したらそりゃゴズリングも笑う『グレイマン』ジュリア・バターズ、もう君たちの見守る愛が優勝だよ『今夜、この世界から恋が消えても』古川琴音、松本穂香、パフェを嗜む姿isパーフェクト!『窓辺にて』玉城ティナ、圧巻の生き様『ケイコ 目を澄ませて』岸井ゆきの、ふたりとも声が最高なシスターフッド『そばかす』三浦透子、前田敦子などなどなど。今年も最高だったな!
【番外編】
吉川愛
昨年の『ハニーレモンソーダ』も記憶に新しいですが、今年もまたさらに好きになってしまいました。今いちばん大学生年代が似合うひと。『ALIVEHOON アライブフーン』での格好いい車の乗りこなしも、つなぎ姿も最高。そしてそんなクールな魅力が抜群だからこそ、満開の笑顔がたまらねーーー!
いやつなぎ姿でも可愛さダダ漏れではありましたけども。まあ今年は何より春ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』に夏ドラマ『純愛ディソナンス』と怒涛の勢いで優勝。どちらも吉川愛さんのファム・ファタールな魅力が遺憾なく発揮されているから、こんな彼女にハマってしまう動機には十分すぎる説得力なワケですよね。明日カノはプロ彼女役なんだけど、いわば演技をする女の子の演技をする二重構造を全く問題なくこなす吉川プロ。基本的に内面を完全に開示できない子なので、相手やシチュエーションに合わせていい具合で、ああこういうときこのくらいの反応するよなというのがわかる。いや、それすらも演技で、全然わかってねーなと思われているかもしれないのか。怖ッ!
そして先生と生徒の禁断の恋を描いた『純愛ディソナンス』での横顔の美しさな!基本的にはヒロインな包容力が実装されているけど、俯いた瞬間、見つめあった瞬間に少し魔性の香りを匂わせるのがマジで沼。まあこんな生徒なら仕方ないか!仕方ないよね!と前のめりで許してしまうビジュアルの強さよ。若さゆえの眩さと生々しさが同居している、FateでもDestinyだとしても心奪われて物語が始まってしまう、間違いなく圧倒的にヒロインでした。あと、吉川愛ちゃんは何かを食べているときが抜群に可愛いと思っています。ピンと来てないひとは、とりあえずYouTubeで「吉川愛 麻辣湯」で検索して。年越しそばは春雨でいこうな!
今年もありがとうございました。来年もなにとぞ!あけおめ!
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