スキップしてメイン コンテンツに移動

改めて見た『ラ・ラ・ランド』感想 


Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.


『ラ・ラ・ランド』はわりと公開直後に見て、世間のビッグウェーブには完全に乗り、結構好きだった記憶もあるし、サントラも買った。だけど、結局2017年のマイベストからも漏れてしまった。なんでだろう? というわけで。金曜ロードショーで放送なので、これは良い機会と見直すことに。以下、感想文にもならない、感想の羅列。ツイッターでやれ、と言われそう。


・金曜ロードショーのオープニングアニメは前のほうが好き
・『ラ・ラ・ランド』の魅力の70%はオープニング
・オープニングが本編
・イントロめっちゃ良すぎなんだよな
・ミュージカルで好きなところは、脇から突然現れて歌いだす人
・そういえば最初はエマ・ストーンが冒頭歌ってると思っていました。
・スタイリッシュドア開け
・赤の車のボンネットが結構へこんで不安になる
・ボンネットって結構へこむものなの?
・ほかの車のボンネットはそうでもないよ?
・ひとりパルクール
・トラックの中から楽器隊
・楽器隊ずっとトラックに幽閉されてたのか不安になる
・ほんとこれどうやって撮ってるんだろという気になるカメラワーク
・どーん! オープニング完! ここで終わったら名作
・今にして思えばMade in Hollywood と書くあたりがにくいな(別にアカデミーに媚びてるとかではなく)
・この渋滞のぶんだけ、LAには夢追い人がいるということか
・エマ・ストーンは目力が強いので、ゆとりの僕には横顔くらいがちょうどいい
・ぜったいぶつかると思ったし、『ノッティングヒルの恋人』が見たくなった
・湯上りエマ・ストーン!
2曲目も好き
・台詞は日本語なのか(吹き替えで見てます)
・2曲目も好き!(2度目)
・ドライヤーで下から風をあてるとこ好き
TMレボリューションもこのくらいの風にしておけば自然
・黄色の印象が強いけど青も似合うエマ・ストーン
・このころはまだエマ・ストーンの衣装が寒色系
・序盤にこの2曲で殴る構成、つよい
・ライアン・ゴズリング、だめ野郎だな。
・ハリウッドで夢見るダメ野郎を見たい君には『アンダー・ザ・シルバーレイク』をおすすめします
・「3匹の子熊」に4匹目とは
・ほんとに車の遠隔キーをあごにあててスイッチ押すと広範囲に届くもんなんですか?
・ライアン・ゴズリング、声しぶいな
・鞄からタップシューズ出してくるの意味わかんなくて好き
・これが3曲目、つよい
・近くに車がないのに嘘をついて先に帰らせる、これがセブという男
・突然職場に現れる、これがセブという男
・自分の好きなものへの愛と押しが強い、これが略
・ネルシャツで運転する横顔! この映画で僕が1番好きなエマ・ストーンです!
・ダブルブッキングといえばそろりそろりそろり!はーー!
・ミアを待たずに映画館に入るセブ、好き
・スクリーンの前に立つのはやめてください
・しかし、まだ映画の舞台には立ててないミアだけど、諦めてない。いつかこのスクリーンの中に立つのだという意思を感じる
・映画中にイチャイチャするのはやめてください
・聖地巡礼
・ここは非常に映画的
・盛り上がるポイントだけど、が歌わずにBGMで動かすのに何かしらの意図を感じるのだが、まだ答えを持ち合わせてない
・なんか昔の映画風? なのか妙なノスタルジックな趣がある
・恋に落ちるけど、二人は空高く舞い上がるのだ
・実はこのあたりからあまり覚えていない。ので新鮮
・普通に売れ線設定の曲が好き
・『ラ・ラ・ランド』と『美女と野獣』というこの年の2大ミュージカル映画で歌うジョン・レジェンド、マジレジェンド
・びっくりするくらいべたな展開だったなそういえば!
・ライアン・ゴズリング、だめ野郎だな。笑 (2度目)(ほんとはもっとある)
・高らかにクラクションを鳴らす、それがセブという略
・エマ・ストーンまじエマ・ストーン
・「夢追い人」と訳したのはいいですね...
・ここで結婚しようと言わない、それがセブというゴズリング
・言えないのがゴズリング
・プリウスのくだりを思い出せば、絶対言えないのがゴズリング
・カフェのシーンの対比
・もう渋滞にはまらないエマ・ストーン
・渋い声がかっこいいゴズリング
・思い出の曲からのオールスター構成、つよい
・僕らが見たかった(見ると思ってた)映像、つよい
・終盤めちゃめちゃ観客をエモーショナルで殴る殴る殴る
・このなんとも言えない表情が似合うからゴズリングが選ばれたのか
・主演トム・クルーズなら結ばれてた


なるほど。楽しく見れたし、なんだかんだ途中は少しダレた。『セッション』の時も思ったけど、やっぱりこう最後が強いとなんかOKという気にさせる。今作はオープニングが良いので、その掴みのままさらっと話を進めて、最後また殴る。みたいな。好みの問題はあるけど、2人の世界に絞ってるわりに、深くまでいかない点とか(2人に絞ってるから広がらないのか)ストーリーに関しては、丁寧に見たら、なんだかなあと思う点は割とあるのですが、果たしてこの映画を丁寧に見るのが正解なのかは、また微妙なところ。文字に起こそうとすると、なんか否定的なことばかり出てくるのに、見てる間はわくわくするので、やっぱりこの作品の音と画のエネルギーは強い。つよい。

コメント

このブログの人気の投稿

『さよならくちびる』感想 レビュー 大好きだから終わりにしようと思った。大いなる余白、詩的な余韻。最高の小松菜奈。

(C)2019「さよならくちびる」製作委員会 『さよならくちびる』 解散が決まったハル ( 門脇麦 ) とレオ ( 小松菜奈 ) のデュオ「ハルレオ」が、ラストライブの函館まで、ローディー兼マネージャーのシマ ( 成田凌 ) とツアーをするという話。登場人物はほぼこの 3 人。起こる出来事は、それ以下でもそれ以上でもない。だけど、なにか出来事がなくても話は進み、時は流れ、気持ちは揺れ、関係は歪む。そこにあるのは、大いなる余白、詩的な余韻。最高の小松菜奈。 解散ツアーと銘打っているわけではないけど、これで解散する空気の悪さを、全部空気で伝えていく。安易に「前はこんなんじゃなかった」とか絶対言わない。ツアーをこなす時間軸の途中で、回想シーンが挿入される。回想では小松菜奈がロングなので、髪切る前派の諸君は心でスクショすべし。僕はギターを背負っているところを永遠に切り取りたかった。 美しくて猫みたいで映ると画面の外の世界まで変えてしまうような小松菜奈は勿論、そういう存在と組んだ時の、グレーとか群青色みたいな空気を纏う門脇麦も最高である。門脇麦は画面の枠組みの中で、ちゃんと地を踏みしめて生きているので、僕らの現実と地続きになるのだ。そして、今ダメ男が日本で 1 番似合う男こと成田凌もすごくよかった。 公式サイトにも記載があるけど、今作の 3 人は皆、一方通行の片思いである。片思いであり、恋とは違う何かのような気もする。百合と言われているけど、そんな単純なものじゃないような。それでいて、自分の気持ちが伝わっても、どうしようもなく、どうにもならないことだと思ってしまっている。本当は相思相愛なはず。でも近づけない。これらは推測でしかないけど、レオがなぜハルと同じようにショートにして、同じ銘柄の煙草を吸うのか。洋服の畳み方を習ってないのかと罵られたレオがハルのカレーを食べて涙したのか、とか。ハルがなぜあの人にレオを重ねたのか、とか。だれにだってわけがある。全編通して描かれるハルとレオの対比。こういう鬱屈したものを抱える門脇麦の輝き。 正直、退屈だと言う人も、ラストについて何か言いたくなる人と思う。 ( ちなみに僕は個人的に案外歌がそんなに好みじゃなかった ) だけど、映画で流れた空気が、時間が

映画『恋は雨上がりのように』感想 ありがとう小松菜奈。そして脚フェチは必見

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館 『恋は雨上がりのように』 監督:永井聡 出演:小松菜奈、大泉洋、清野菜名、松本穂香、山本舞香 など 高校2年生の【橘あきら】( 17 )は、アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれてしまう。偶然入ったファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の【近藤正己】( 45 )だった。 それをきっかけに【あきら】は、ファミレスでのバイトを始める。バツイチ子持ちで、ずっと年上の【近藤】に密かな恋心を抱いて …… 【あきら】の一見クールな佇まいと 17 歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない【近藤】。しかし【近藤】への想いを抑えきれなくなった【あきら】はついに【近藤】に告白する。【近藤】は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず ― 真っ直ぐすぎる 17 歳、さえない 45 歳。ふたりに訪れる、人生の雨宿りの物語。 (公式ホームページより引用) 漫画原作でアニメ化もされ、ついに実写映画化となった本作。私がこの映画に思うことは、ただただ「ありがとう」の気持ちである。 この映画を見に行く人というのは、ほぼ 小松菜奈 目当てである(偏見です。普通に原作ファンや大泉ファンなど幅広いと思う)が、そういった、 かわいい小松菜奈を拝みたいというターゲット層にしっかりと応える作品 だ。 私が覚えているだけでも、制服(夏)、制服(冬)、ファミレスの制服、部屋着(エロい)、陸上ユニフォーム、ダサいTシャツ、可愛いワンピース、部屋着(エロい)、浴衣、部屋着(エロい)、ジャージを着た小松菜奈が拝めるのだ。当然、どれも似合う。むしろ似合わない服装があるのだろうか。どの小松菜奈が一番好きか総選挙したい。個人的には結構ダサいTシャツが良い。部屋着?浴衣?そんなもん最高に決まっている。スタイリストと、ここまで幅広く衣装が着れるように様々なシーンを撮った監督に感謝したい。 そしてとにかく足の、脚のカットが多い。 山田尚子 監督作品かと間違うくらいに多い。これはあきら(小松菜奈)が陸上選手で足を怪我した役ということもある。上に記載したように、様々な服装の小松菜奈が拝めるということは、様々な脚を拝めるということ。生足、

『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』レビュー 感想 頑張るってなんですか 青春は熱いだけじゃないけどやっぱり熱い

(C)武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会 『劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ』 スポ根モノから青春モノへ。映画版ユーフォ新作は、努力は必ず報われるという真っ直ぐな傾向が強い前作から ( リズは別枠として考えています ) より歪な様々な感情を描く作品へ。頑張るって何なんですか? 今回はフォトセッションあるかな〜と思って電源切らず機内モードにしていた私だが、画面に映った 2 人とその後の展開に思わずうおっと言ってしまいそうになる。そう。青春は部活だけではない。恋に勉強に大忙しなのだ。 もしも誰かが不安だったら助けてあげられなくもない うまくいっても ダメになっても それがあなたの生きる道 今後の展開を予感させる歌詞である、 PUFFY の『これが私の生きる道』が新一年生に向けて演奏される。昨年は、あんまり上手くないですね!と言われたけいおん部ではなく吹奏楽部だが、今年はしっかりと形になっている。全編にわたり、 TV シリーズと同じ出来事 ( 学校生活だから当たり前だけど ) が起こるが、意図的に 1 年生のころを思い出す演出がされている。同じ事をすることで、違うことが際立つ。新入生への演奏は勿論、デカリボン先輩は髪を切った ( かわいい ) 、夏紀先輩は最初からやる気ある ( 尊い ) 、滝先生の服装のバリエーションが増えてる … とか。 いやなんでそこチョイスしたんだよって? ほら、デカリボン先輩改め部長はなんとなく心機一転!決意表明!とかで髪切りそうだし、滝先生も昨年は一年目だったし今年のほうが 2 年目の余裕あるかもしれないじゃん?そういう描かれてないけど、そうなのかな〜と思わせる描写がいいですね。ええ、勝手に思っているだけです。 もう少し真面目な話をすれば、変化によって成長を実感できる。サンフェスで自分の決意を固めた黄前ちゃんが、人の決意の背中を押す側の立場になってたりとか、かつてあすか先輩だけ演奏して下さいと言われ悔しい思いをした黄前ちゃんが、合宿で黄前ちゃんだけ演奏してくださいと言われてたりとか。あとは、そこそこの学校のはずの龍聖高校が源ちゃん先生になって急に結果を出すというのは、カリスマ教師によって覚醒した去年の北宇治なんですよね。今年は