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『オーシャンズ8』
監督:ゲイリー・ロス
出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ など
うだるような暑さである。お昼時だけど暑くて昼ごはんのメニュー何にも考えられない。そんな時は素麺である。では、外出したけど暑くてこれからどうするか何にも考えられない。そんな時はこの映画である。
『オーシャンズ8』、それは決して大絶品、最高傑作ではないし、全てが想定内でそれ以上でもそれ以下でもなく、何も新しくない。しかし手軽に、だけどちゃんと期待していた通りの方向性での安定したクオリティで、何も考える必要もなく、ただただ画面は美しい。まさにこの季節にぴったりの夏休み映画なのだ。
『ミッション:インポッシブル』の新作が、個人的には想定外に続編色が強く、思ったより分かりづらい印象であったが、『オーシャンズ8』は単純明快。びっくりするくらい脳を使わない。しかし、視聴者のニーズはそこにある。僕たちは、美女軍団がクールにお洒落にスタイリッシュに盗みを成功してほしいのである。
ケイト・ブランシェット姐さんは、すべてのイケメンが束になっても敵わないくらいにクール&クール。佇まいから絶妙に滲み出る色気に圧倒的貫禄。
俺のアン・ハサウェイはこんなに美女の中に放り込んでもやっぱり紅一点になってしまうくらいに華がある。ブラックホールみたいな瞳。
『オーシャンズ13』が公開された2007年に大名曲『Umbrella』をリリースしたリアーナは、本業が女優でないのに引けを取らない存在感、ドレスを着た途端、若さと艶が垂れ流し状態。こういうのを大画面で見たかったのだ!
特に大きなピンチもどんでん返しもない。それこそ素麺かと思ってたら冷麦でした、くらいの騙し具合だったが、こちとらそんな伏線に気を配るつもりも、無駄に緊迫感煽ってハラハラドキドキとかするつもりも全くないのでな!
この映画はウルトラミラクルゴージャスな素麺。食べた後にほぼ何も残らないけれど、高揚感だけは覚えている。結局、この手のお金がかかった華がある映画が大好きなのだ。もちろんシリーズのファンには、しんみりするシーンも嬉しいシーンもあるよ。
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