(C)2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 (C)村田真優/集英社 『ハニーレモンソーダ』 村田真優『ハニーレモンソーダ』原作は途中まで読んで結構面白かった記憶があります ( 今はちょっとうろ覚え状態 ) 。なんというか、治安の悪い『君に届け』みたいな感じですよね?ベタで王道なストーリーということです。ぼく、ベタな青春モノだいすき! ハニーレモンソーダ 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL) 自分に自信がない友達がいない主人公が、ひょんなことから学校一番のイケメンと出会い…というフォーマット。これは安心安定の構図。そして例のごとく、イケメンはキラキラ台詞を言い放つのですが…いやいやこれ実写大丈夫なのか?と予告編の時点で思ってましたよ。ええ。 もうね、前言撤回。手のひら返し。手のひらトリプルアクセルですよ!超よかったね!こういうのが見たかった!欲しかったものがジャストで届いた感あります! わりと少女漫画実写化映画のこと嫌いじゃなくて見に行ったりしてるんですけど、さすがに最近はなかなかフィーリングが合わないな…と思うことも少しずつ増えてきていて。まあ、それもそのはず。だってもうアラサーおじさんだからな!単にターゲットではないという話である。だけど『ハニーレモンソーダ』はハマった。ハマったねえ。ということで、自分なりにどこが ( 自分にとって ) 良かったのか、ということを考えてみると 1. 主演ふたりの説得力 2. 最高の 2 番手の存在 ここに尽きると思うわけですね。 1. 主演ふたりの説得力 基本的に多くの少女漫画って、主人公の女の子がわりと読者である女の子たちが共感できるようなキャラで、そこに夢みたいなイケメンが登場する構図じゃないですか ( 偏見 ) 。そんなシンデレラストーリーの実写化は、漫画だとなんとなく許容できることも、生身の人間が演じると途端に「いやそんなことしねぇだろ」となってしまうのが大きなハードルだと思っていて。だけど今作の吉川愛さん、そしてラウールくんのふたりは、それぞれ別のアプローチでキャラクターに説得力を持たせていた気がします。吉川愛さんが素晴らしいだろうなとは思っていたけど、まさかこんなにラウールくんがハマるとは